ID : 5953
公開日 : 2008年 1月 9日
タイトル
木製ガードレール出現
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新聞名
朝日新聞
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元URL.
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000000801090002
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元urltop:
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写真:
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いかついガードレールを木目に――。県小田原土木事務所が、箱根町内のメーン道路国道1号のガードレールに丸太を張り付けている。県内産間伐材を有効利用して、観光地の景観を向上させる狙い。県内
初の試みだ。
予算2500万円で元箱根~芦之湯の間の1・5キロのガードレールを3月末までに整備する。この区間は正月2、3日に行われた箱根駅伝のハイライトコースだ。12月初めから工事を始め、年内に全体の3分の2近く
が完成した。
白く塗られた鉄製の既存ガードレールを茶色に塗り直し、丸太を12センチ幅に3分割した板を張り付ける。丹沢や箱根の杉、ヒノキの間伐材を利用。長さ4メートルの丸太375本を森林組合から購入した。「樹齢30年
から70年のもので細い根本や先端部など建築では使い道がなく、困っている間伐材を活用した」と小田原土木事務所。車両を実際に衝突試験して国の設置基準を満たすことも確認した。
08年度以降も木製ガードレールを延ばしていく方針。宮ノ下をへて、小田原市に向けて徐々に箱根を下っていくという。