ID : 5956
公開日 : 2008年 1月 9日
タイトル
温暖化防止で木造市営住宅、コストは割高 名古屋市
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新聞名
MSN産経ニュース
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元URL.
http://sankei.jp.msn.com/life/environment/080109/env0801091914001-n1.htm
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写真:
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名古屋市は地球温暖化対策の一環として、木造の市営住宅の建設計画を進めている。鉄筋コンクリートの住宅と比べ、建材を製造する過程で二酸化炭素(CO2)の排出量が4分の1で済む。50戸分を平成2
2年度にも完成させる予定だ。
市の計画によると、総工費10億円かけて名古屋市守山区に3-4階建て住宅数棟を建設。各戸2LDK、約70平方メートルの広さになる見込み。
国土交通省の試算では、鉄筋コンクリートの住宅1戸分の建材を製造する際に排出されるCO2は約80トン。これに対して木造では約20トンとされ、市住宅企画課は「さまざまな面で環境にやさしい住宅になる。耐震性
にも考慮された造りとなる」とPRしている。
建物の保温性や換気面でも優れ、エアコンを使う機会も減ることも期待されているが、建設コストでは鉄筋コンクリートと比べて約1割高くつくとの指摘もある。
名古屋市は予算が承認され次第、20年度から設計案を民間から募集する予定だ。