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ID : 5618
公開日 : 2008年 2月 2日
タイトル
熱帯林保存、政府最大の課題 ブラジルは穀物輸出で 軽傷
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新聞名
サンパウロ新聞
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元URL.
http://www.spshimbun.com.br/content.cfm?DO_N_ID=21123
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元urltop:
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写真:
 
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アマゾン熱帯雨林乱伐対策は引き続き連邦政府の大きな課題である。国内ではルーラ大統領とマリーナ環境相間における見解の相違、宇宙調査研究院(Inpe)のデーター修正がマスコミによって報じられて いる。国際的には米環境当局要人が、環境問題に関する国際レベル交渉でもブラジルの森林乱伐及び保存はさけることのできない重要テーマであるとコメントする。 《今年度国際会議に中印伯墨南アを招待》
 ルーラ大統領は三〇日、牧畜業者及び大豆栽培者らが森林乱伐の元凶と決め付けたNGOを批判し、責任者を挙げることは出来ない。Inpeの発表数字は誇張的とのべた。
 しかし、マリーナ環境相は翌日「勝手に銘木を切り出し、あとに火を放って焼き払い、その土地に牧草を投げ植えする。こうした土地の七割は牧畜業者によって占められている」とのべた。
 マットグロッソ州の森林乱伐地跡を空から視察した直後の意見である。
 一方、Inpeの資料は、昨年八月から一二月までに熱帯林の面積三・二三五平方kmが伐採されており、マット・グロッソ州がうち一・七八六平方km、とする。
 これはInpeのリアルタイム捕捉リポート(Deter)による。Deterは面積二五ヘクタール以上の森林焼失をキャッチする。それは全焼失の四~六割相当。それ以下はProdesが担当。それらをもとにInpeは全体では七〇〇 〇平方kmと試算する。
 連邦政府はDeterのデーター発表前から、今年は市長選挙の年ばかりでなく、国際市場の加熱から牛肉や大豆が高値でアマゾン熱帯雨林は受難の年と考えている。
 米国務省環境局のライフシュナイダー局長は、ブラジルは二酸化炭素の排出において米国と比較すると大きくはないが、山焼きによる排出が全体の二割に達するのが問題。それゆえに森林保存との関係が重視される 。森林問題は国際アジエンダからはずす事はできないという。
 局長はホワイトハウスを代表して一五の環境関係協定に調印している。
 米政府としては、ブラジルが今年、G8の範囲内で二酸化炭素排出に関する長期協定に向けた交渉に参加することをのぞむ。
 今年のG8会議は日本が議長国で、ブラジル、中国、インド、メキシコ、南アが招待されている。
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