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ID : 5622
公開日 : 2008年 2月 5日
タイトル
原村から間伐材搬出 里親ジャパンエナジー支援
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新聞名
長野日報
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元URL.
http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=9733
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元urltop:
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写真:
 
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原村原山の村有林から、同村と森林(もり)の里親契約を結ぶ石油元売り大手のジャパンエナジー(本社東京都)の支援で、間伐材の搬出が始まった。林野庁の「木づかい運動」に賛同する同社が、紙流通業者 が考案した「3・9(さんきゅう)ペーパー」と呼ばれる国産材活用の仕組みを使って間伐材の輸送費を負担する3年目の取り組みで、2月中に150トンを目標に運び出す。
 「木づかい運動」は国産材を積極利用することで山村を活性化し、2酸化炭素を吸収する元気な森林づくりを進めるために林野庁が2005年度から始めた運動。間伐材の搬出は健全な育樹につながり、「3・9ペーパー」 の仕組みを活用すれば、市況チップ価格で間伐材が販売できるメリットもあり、村側も積極的に受け入れている。
 CSR(企業の社会的責任)活動の一環で、童話集「童話の花束」を年間28万部出版している同社が、森林を所有する村に代わって間伐材の運送費を負担し、製紙原料としての活用を支援。国内森林整備の推進や2酸 化炭素吸収量増大に貢献する取り組みとして、社会的なイメージアップに役立てている。
 間伐材は有効な林産資源でありながら、切り出しの運送費がネックとなり、林内に放置されることが多いのが実情だ。同村では「村有林の手入れが進み、間伐材も活用されることはありがたい」と里親の支援を歓迎して いる。
【3・9(さんきゅう)ペーパー】印刷物を取り扱うユーザーが森林所有者に代わって木材の輸送費を負担することで、間伐材をはじめとする国産材をチップ化し、紙製品に積極利用していく仕組み。紙流通業の市瀬(本社東 京都)が考案した。3・9は、京都議定書で示した2酸化炭素排出量削減目標6%の3分の2に相当する3.9%が、国内の森林で吸収する内訳となっていることにちなんでいる。
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