現在までに日本に入荷したことのある木材の比重、収縮率、曲げヤング係数、縦圧縮強さ、縦引張強さ、曲げ強さ、せん断強さなどの数値を
木材の学名、商業名を含む名前、英名などで調べることができます。
このwebに掲載の基礎データーは京都大学名誉教授の佐道健先生が日本材料学会編「木材科学・工業辞典」の付録作成のために収集された
ものである。
しかし、この辞典には紙面の関係で550種しか収録されなかった。
後年、いかにももったいないとのことで、昭和49年に大阪木材青年経営者協議会(当時会長は越井健さん・現大阪府木材組合連合会会長)が
「世界の木材900種」としてまとめ小冊子として出版された。
当時協議会の中で4人が担当したが、私はそのうちのひとりであった。
インターネットの状況などは日々進歩、進化するが、木材の物理特性などは、検査方法が考案されてから、ほとんど変わっておらず現在でも
有効なものである。当時の小冊子は同協議会でも在庫なく、現在では手に入れることは困難である。また個々の基礎データーはさまざな文献、論文、書籍で収集することができるが、ひとつにまとめたものはまだない。
そこで、この基礎データーを元に、現在の学名、名称、商業名などの 情報を加え、web用につくり変えた。
さらに、ワシントン条約、iUCNのレッドリスト、各種文献の情報を加えた仮称
世界の木材7800種をオープンしました。日本における木材性質データーとしては最大のデーター集になると思います。
木の情報発信基地 制作 中川勝弘