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- ID:
- 31468
- 年度:
- 2014
- 月日:
- 1005
- 見出し:
- 郡山城跡の桜古木治療
- 新聞名:
- 読売新聞
- 元URL:
- http://www.yomiuri.co.jp/local/nara/news/20141004-OYTNT50309.html
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
- ◇市民団体 土壌改良や墨塗り
春には約900本の桜が咲き誇り、「日本さくら名所100選」にも選ばれている大和郡山市の郡山城跡で4日、市民団体「郡山城跡・桜守さくらもりの会」が、傷んだ桜の治療を初めて試行した。来年から順次、治療を行いたい考えだという。
枝を切り落とし、空洞となった木の状態を説明する天野さん(右端)(郡山城跡で)
同会は、昨年3月に樹木医や造園業者ら約30人で設立した。これまでに、桜の病気や腐食の状況を調査。同城跡と周辺でソメイヨシノの約3割が、傷みが激しい古木だったという。
この日は、同会会員で樹木医の天野孝之さん(71)が説明しながら、樹齢50年以上と推定される木の周辺の土壌改良や、腐った枝を落とし保護剤として墨を塗る作業などを行い、一般にも公開した。
天野さんは「昨年は100本以上の診断をしたが、半数は手当てが必要。狭い場所に桜が多すぎるため、木に合った管理をしなければ」とアドバイスしていた。
同会会長の山下正樹さん(70)は「市の支援を得て、来年度から早急に治療を始めたい」と話した。
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