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- ID:
- 31180
- 年度:
- 2014
- 月日:
- 0825
- 見出し:
- おといねっぷ高卒業生4人が村内合宿 アート展に向け作品づくり
- 新聞名:
- 北海道新聞
- 元URL:
- http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki4/558845.html
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- おといねっぷ美術工芸高の卒業生4人が、31日に始まる工芸・絵画展「アート&クラフト展」に向け、村内で合宿制作を進めている。道内外の大学、専門学校などそれぞれの場で磨いた技術を作品に生かしている。
同展は5回目の今年、村の補助金を受けず実行委による自主運営に。4人は今月初めから村内の民家に宿泊し、木遊館に通って創作に励んでいる。
京都伝統工芸大学校(京都府南丹市)に進学した小樽出身の福田亨さん(20)は、クルミ材で机を制作。「のみ、かんななど手加工で進めています。木材は生きており、『木の動き』を意識して作らなくてはいけない」と話す。23日には見学に訪れた現役生徒14人の熱心な質問に答えた。
故郷の岐阜県高山市の職業訓練校を卒業した翠野歩(みすのぶ)さん(19)は、チェストを作っており、表面に施した流線模様が印象的。奈良県生駒市出身で北翔大(江別)3年の村田征央さん(20)は、放射状に光が広がるウッドランプを制作し、今は展示用デスクに取り組んでいる。東海大デザイン文
化学科(札幌)3年の城浦光希さん(18)は、蛇腹で開閉する書類入れを作っている。
おといねっぷ美術工芸高を卒業した村の地域おこし協力隊で実行委事務局の森勇気さん(24)も、「木を割る」をテーマに意匠と技術を凝らした小物入れなどを制作している。森さんは「卒業生が集い、自分の立ち位置を確かめて高め合う機会。現役生徒も、先輩から技術やデザインを学ぶチャンスになる」
と話す。同展には、計19人が出品予定。会場は高橋昭五郎彫刻の館(村内音威子府444)。9月28日まで。午前9時~午後5時。無料。
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