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- ID:
- 26803
- 年度:
- 2013
- 月日:
- 0212
- 見出し:
- 創作楽しみ10年 チェンソーアートクラブ
- 新聞名:
- 大分合同新聞
- 元URL:
- http://www.oita-press.co.jp/localNews/2013_136028575783.html
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 日田市の「チェンソーアートクラブ中津江村」(永瀬正直代表)が発足10周年を迎えた。九州初の愛好者グループとして先駆的に活動。創作を楽しむとともに、「チェーンソーアートを通じて木のぬくもり、森林の必要性や可能性などを伝えたい」と熱い姿勢で取り組んでいる。3月には10周年記念大会を開く。
チェーンソーアートはチェーンソーだけで丸太を削り、木造彫刻を作り出す芸術。米国やカナダで盛んで、ダイナミックな創作過程はショーとして楽しめる。
旧村時代、世界大会でチャンピオンにも輝いた国内第一人者の城戸啓二さん(愛知県)を招いたことをきっかけに、技術講習会で面白さにはまった有志らが2003年秋にクラブを結成。以来、林業地域中津江の新たな目玉にしようと活動を続けている。
メンバーは30~70代の26人。大分、福岡、熊本、長崎各県など北部九州から集まり、林業関係だけでなく会社員や飲食店業なども。取り組みの輪は広がっており、宮崎や熊本にも愛好者団体ができたという。
材料は津江杉の間伐材。大小のチェーンソーを駆使し、直径30センチ前後の丸太を動物や鳥、魚などに彫り上げる。月1回の練習会で研さんする他、各地のイベントでデモンストレーションを披露し、2年に1度は村で大会を開いている。
1月の練習会は雪が舞う野外で実施。メンバーは「彫っていると時間を忘れて夢中になる」「数時間で完成でき、達成感にはまる」などと魅力を話した。
記念大会は3月2、3の両日、村内の「鯛生金山」で。各地の大会で優勝経験のある林隆雄さん(山口県)がゲスト参加し、来場者にアートの出来栄えなどを審査、投票してもらう。永瀬代表は「迫力や木のぬくもりに実際に触れてほしい」と来場を呼び掛けている。
問い合わせはクラブ事務局(TEL090-5084-7351)へ。
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