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- ID:
- 30848
- 年度:
- 2014
- 月日:
- 0707
- 見出し:
- 樹木点検にチェックシート
- 新聞名:
- 読売新聞
- 元URL:
- http://www.yomiuri.co.jp/local/hiroshima/news/20140707-OYTNT50227.html
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
- ◇アキニレ倒木で尾道市作成 今年3月の緊急点検で「異常なし」と判定された尾道市山波町の児童公園内のアキニレ(高さ約6・5メートル)が5月に倒れているのが見つかった問題で、市は樹木の点検シートを新たに作成し、近く、市内約1万本の再点検を始める。
アキニレは、根元に多くの土が盛られ、酸素を吸収しにくい状態となり、腐朽菌が繁殖し根の大部分が腐っていたことが樹木医の調査で判明した。幹などの外皮に目立った腐りはなく、目視と揺さぶりだけで市職員が腐朽を見抜くことは難しかったとみられる。
市では公園や街路など植栽場所ごとに樹木管理の担当課が異なり、これまで点検手法に決まりがなかった。このため、市まちづくり推進課が、樹木医のアドバイスで点検シートを作成した。シートは、倒木の危険性の目安となるキノコや樹液の有無などを、幹や根元など木の部位ごとに記入、異常があった
場合は写真撮影した上で、樹木医らに診断を依頼する。
市は3月と同様、高さ3メートル以上で、倒れると被害が生じる恐れのある樹木約1万本を今月25日までに再点検する。今後は年1回、定期点検も行う予定という。
同課の矢野一徳課長は「倒木による事故が起きないよう、漏れのない点検体制を築きたい」と話している。
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