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- ID:
- 30796
- 年度:
- 2014
- 月日:
- 0628
- 見出し:
- 薪ボイラー導入へ 智頭町の温水プール
- 新聞名:
- 日本海新聞
- 元URL:
- http://www.nnn.co.jp/news/140628/20140628064.html
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
- 鳥取県智頭町は、地元の木材を有効に活用しようと、町の温水プール施設に木質バイオマスボイラー(薪(まき)ボイラー)の導入を計画している。森林整備とエネルギー地産地消の推進を図る考えだ。
同町は、町内の間伐材の利用促進を図るため「木の宿場(やど)プロジェクト」を実施しており、利用されず放置された間伐材を地域通貨と交換して地域の商店で買い物をしてもらうなどの取り組みを行っている。ボイラー導入もプロジェクトの一環。
温水プールでは、薪を燃やすことによって現在の電気ボイラーの補助熱源としてプールの温水や施設内の給湯に利用。熱源を薪で補うことで電気料金上昇への対応に備えることができるほか、山林整備の促進、同プロジェクトの発展につなげたいとしている。
4月には地元住民を集めて説明会を開催。事業の概要やボイラーの安全性や環境面などの説明を行った。システム完成は本年度内を予定。ボイラー完成後、見学会を開くことも検討している。同町山村再生課は「ボイラー導入を木材のアウトプットの場所として位置付けたい。木の宿場プロジェクトの裾野
が広がっていき、薪の供給事業など新たな活動の展開につながっていけば」と期待している。
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