v10.0
- ID:
- 30487
- 年度:
- 2014
- 月日:
- 0523
- 見出し:
- 800歳のケヤキを「治療」
- 新聞名:
- 読売新聞
- 元URL:
- http://www.yomiuri.co.jp/local/niigata/news/20140522-OYTNT50303.html
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 上越市稲田の諏訪神社で「お諏訪さんの大ケヤキ」として親しまれているご神木の“治療”が22日、隣接する小学校の児童たちも参加して行われた。ケヤキは推定樹齢800年、浄土真宗の開祖親鸞聖人のお手植えとも伝えられる地域のシンボル。幹回りは9.3メートルあり、市の天然記念物に指定されて
いる。
境内の空を覆うように見事な葉を茂らせているが、十数年前から樹皮にサルノコシカケが生えるなどし、樹勢が弱ってきた。五泉市の樹木医佐藤賢一さん(63)は「木材腐敗菌に対抗できる薬はなく、殺菌し栄養を与えるしか方法はない」という。2004年から、市立稲田小の5年生が環境教育の一環として
、固形肥料の埋め込み作業を行ってきた。この日は児童82人が佐藤さんの指導を受けながら、窒素などを含んだ固形肥料50本を根回りに埋め込んだ。
参加した宮崎玲菜さん(10)は幹から10メートル離れたところに根を見つけてその大きさにびっくり。「元気になってね」と言いながら、くさび状の肥料を木づちで打ち込んでいた。
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