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- ID:
- 30176
- 年度:
- 2014
- 月日:
- 0412
- 見出し:
- 女神座像 13日一般公開 米子の八幡神社
- 新聞名:
- 日本海新聞
- 元URL:
- http://www.nnn.co.jp/news/140412/20140412002.html
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 米子市東八幡の八幡神社(内藤和比古宮司)で13日、平安時代の作とされる木彫の女神座像2体が一般公開される。調査した長谷洋一・関西大学教授(日本彫刻史)によると、鳥取、島根両県で最古とみられ、国内でも珍しいという。
女神座像の特徴を説明する内藤宮司=11日、米子市東八幡の八幡神社
2体は同神社で一昨年と昨年にそれぞれ見つかった。いずれも片膝を立てた座り方が特徴で、髪を結い上げ、衣には赤や緑の彩色の一部が残っている。
長谷教授の調査によると、柔和な表情を浮かべた1体(高さ50・4センチ)は10世紀末、豪快な作風の1体(同52・2センチ)は11世紀の作。1本の木材から彫り出す「一木造」で、片膝を立てる神像は全国で12例ほどしか認められていないという。
長谷教授は「山陰地方や大山麓の神道の歴史を知る上で貴重な資料になる」と説明している。
一般公開は午前10時~午後4時。同神社で見つかった江戸時代中期作の母子像大絵馬や中世・近世の棟札なども並ぶ。
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