v10.0
- ID:
- 30048
- 年度:
- 2014
- 月日:
- 0401
- 見出し:
- 理研・カネカ、微生物活用し樹木成分からバイオプラ生産
- 新聞名:
- 日刊工業新聞-
- 元URL:
- http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0820140402eaak.html
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
- 理化学研究所環境資源科学研究センターの沼田圭司酵素研究チームリーダー、富澤哲特別研究員らはカネカと共同で、樹木の構成成分であるリグニンを原料として、微生物からバイオプラスチックを生産することに成功した。樹木に多く含まれるリグニンは分解性が低いことから、バイオプラスチックとしての
利用は困難だった。リグニンは食物と競合しないため、未利用バイオマス資源としてバイオプラスチックへの応用が期待できる。
研究グループは、リグニンの構成成分からもポリヒドロキシアルカン酸(PHA)を生産することを確認した。この微生物を用いて合成したPHAは、糖や植物油を原料とするPHAより分子量が少ないものの、フィルムなどプラスチック製品としては利用できる物性を示した。
..