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- ID:
- 29960
- 年度:
- 2014
- 月日:
- 0321
- 見出し:
- 開花はしばらく先だけど…必見の価値あり「桜の名所」
- 新聞名:
- MSN産経
- 元URL:
- http://sankei.jp.msn.com/region/news/140319/hkd14031916240002-n1.htm
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
- 高知でソメイヨシノの開花が例年より4日早く開花したが、札幌の今年の桜の開花は、日本気象協会の予想によると5月5日で、9日には満開となるという。まだまだ札幌の桜は先のことになりそうだ。
北海道神宮は桜の名所でもある。かつて北海道神宮の境内には、一昨年まで札幌管区気象台の桜の開花を知らせるソメイヨシノの標本木があった。しかし、その桜の木が老木になったことから現在は気象台のなかの桜に代わった。
「北海道神宮の桜が選ばれた経緯は分かりませんが、(気象台の)近くにあって、桜の名所だからではないでしょうか。標準木は良い環境のところで植栽されていなければならないので」と、気象台の職員は話す。
ちなみに、ソメイヨシノの育つ北限は札幌あたりで、札幌まではソメイヨシノだが、さらに北の場所では、エゾヤマザクラが桜の標準木となっているのだという。
桜の名所となっている北海道神宮の境内には現在、エゾヤマザクラ、ソメイヨシノ、ヤエザクラなど約1400本の桜が植えられている。
どうして北海道神宮が桜の名所となったのか。
そもそも北海道神宮に桜が植えられたのは、明治8年4月。福玉仙吉が主人だった島義勇(よしたけ)の御霊を慰めるために、植えたといわれている。
福玉は江戸深川の人で、島の従者となり、明治2年に札幌にやってきた。島が東京に戻った後も札幌に留まった。福玉は農業を営み、島が明治7年の佐賀の乱で刑死したことを悼んだという。
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