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- ID:
- 29857
- 年度:
- 2014
- 月日:
- 0308
- 見出し:
- 吟醸酒 キリッと良質 「ツバキの酒」瓶詰め 野々市
- 新聞名:
- 中日新聞
- 元URL:
- http://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20140308/CK2014030802000035.html
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 国内で唯一、ツバキの花酵母で造る日本酒「ichi椿」(純米吟醸酒)の今年初の瓶詰め作業が七日、野々市市清金の中村酒造野々市工場であった。二十二、二十三両日に市内である「花と緑ののいち椿まつり」での販売を皮切りに、県内の酒販店に七千本を出荷する。
市花木のツバキにちなみ二〇〇九年に市内初の産・官・学連携事業で誕生したこの酒は、花酵母のほかにも市内産の酒米(五百万石)や地下百メートルからくみ上げた白山水系の伏流水を使っている。
ほんのりと甘酸っぱい味わいが特徴で、同社の中野尚生産本部長(66)によると、今年は昨夏の高温で酒米がやや堅く、すっきりとした酒質に仕上がったという。
この日は、従業員八人が椿まつり用の七百五十本を製造。黄金色の酒を瓶詰めし、検酒し、手際よくラベルを貼って十本ずつ箱詰めした。若者や女性をターゲットにしており、中野さんは「一〇度前後に冷やすか常温で飲むのがお勧め。和食のてんぷらや中華に合わせて」と話している。
三百ミリリットル入り四百八十円(税別)。問い合わせは、中村酒造野々市工場=電076(248)2435=へ。
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