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- ID:
- 29849
- 年度:
- 2014
- 月日:
- 0307
- 見出し:
- 避難住民が「感謝の木」 鳩山町へ福島県産桜
- 新聞名:
- 読売新聞
- 元URL:
- http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/news/20140308-OYT8T01107.htm
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 東日本大震災の原発事故により鳩山町で避難生活を送る被災者で作る「鳩山町東日本大震災避難者の会」(会員約140人)が、支援への感謝の気持ちを込めた福島県産のしだれ桜2本を町に寄贈し、8日に植樹式が行われた。桜は「感謝の木」と名付けられ、「復興のシンボルになれば」との思いが込
められている。
同町赤沼の農村公園で行われた植樹式には、町民や避難者ら約50人が出席。同会の鈴木文子代表(60)は「桜が大きくなるにつれて町の皆さんとの絆が強くなるようにと思いを込めた」と話した。
同町は震災直後から、東北地方の避難者に、民間企業などから借り上げた住居を無償で提供し、ピーク時には128人の避難者を受け入れた。町民有志らがボランティア実行委員会を作り、仮設住宅の清掃や支援物資の配布、町を巡るツアーなどを企画し支援しており、現在も、福島と宮城から48人が
避難生活を送る。
桜の木は「お礼の気持ちを形にしたい」と、町を離れた避難者らにも声を掛け寄付金を募り、日本三大桜の一つとされる福島県三春町のしだれ桜「三春滝桜」に由来する若木(樹齢2年と5年)を取り寄せた。今年は木の成長を考慮し開花した花は全て摘み取る予定だが、来年は淡いピンク色の花が楽しめ
るという。
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