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- ID:
- 29505
- 年度:
- 2014
- 月日:
- 0123
- 見出し:
- 10年ぶりのバオバブの実 京都府立植物園
- 新聞名:
- 朝日新聞
- 元URL:
- http://www.asahi.com/articles/ASG1Q2PQBG1QPQIP001.html
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 京都府立植物園(京都市左京区)で、アフリカバオバブの木が、10年ぶりに実をつけた。花を咲かせるのは、国内では現在この木のほか富山、沖縄両県の植物園にある2本だけで、結実は非常に珍しい。
この木は、2003年と04年に人工授粉で大きな実が1個ずつなっている。今回は3個で、複数実ったのは初めてだ。
自家受粉でも時折実をつけるが、大きくならない。花粉もなかなか手に入らないため、人工授粉もままならなかった。今回のは、昨年8月中旬に開花した五つの花に、富山県中央植物園の木の花粉を付けてできたものだ。実は、長さ約20センチ、直径約10センチ程度の大きさ。2月中旬まで見られそうだ。
アフリカバオバブの栽培を担当したことがある長沢淳一園長(56)は「03年と04年に実がなったのは偶然かもと思っていたが、ほかの木の花粉を付ければ、大きな実ができるとはっきりわかった」と話した。
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