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- ID:
- http://www.amusingplanet.com/2010/01/camouflaged-cell-phone-towers.html
26669
- 年度:
- 2013
- 月日:
- 0130
- 見出し:
- 県内初のファミリーホーム開設へ
- 新聞名:
- 中日新聞
- 元URL:
- http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20130130/CK2013013002000014.html
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 不登校などの悩みを持つ子どもを支援するNPO法人「フリーキッズ・ヴィレッジ」(伊那市高遠町)の宇津孝子代表(53)は四月、職員と協力して複数の里子を育てる「ファミリーホーム」を県内で初めて開設する。受け入れを控え、子どもたちが寝泊まりしている住宅の改装を進めており、活動を支える職員や
協力者を募集している。
宇津さんは東京都出身。長男の誕生をきっかけに「自然豊かな土地で子育てがしたい」と高遠町に移り住み、二〇〇四年に法人を設立した。延べ三百平方メートル、築百年の古民家での共同生活や農業・職業体験で子どもたちの自立支援に取り組む一方、里親として四人を預かってきた。
ファミリーホームは児童福祉法の改正で〇九年に制度化され、児童養護施設と里親制度の中間的な役割を担う。宇津さんは「施設より家庭的な環境で濃密な人間関係を築くことができ、里親制度より多人数の五、六人の里子を一度に預かれる」と利点を説明する。
宇津さんのファミリーホームは「うずまきファミリー」と命名。県内の児童相談所を通して里子を受け入れ、法人を利用する子どもたちと一緒に生活してもらう。開設準備として古民家に土壁をしつらえるなど改装を施したほか、現在は地元産の木材を利用した風呂場を屋外に建設中だ。
宇津さんは「次世代を担う子どもたちが苦しむ社会はおかしい。地域で支えていく環境を県内でつくるきっかけになれば」と願っていた。職員・協力者募集などの問い合わせは宇津さん=0265(94)5027=へ。
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