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- ID:
- 29286
- 年度:
- 2013
- 月日:
- 1216
- 見出し:
- 日本初のクリスマスツリーはドイツ生まれなの?
- 新聞名:
- ハフィントンポスト
- 元URL:
- http://www.huffingtonpost.jp/2013/12/20/christmas-story-in-germany-2_n_4479974.html?utm_hp_ref=japan
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- クリスマス気分を一層盛り上げてくれるツリーは、日本のクリスマスにも欠かせない。日本で初めてクリスマスツリーが飾られたのは江戸時代末期、ドイツ人の手によるものだという。そんな情報を“こっそり”教えてくれたのは「プレゼントが2度もらえる! 大使館ネコに聞くドイツのクリスマス」で、ドイツの子供たちがク
リスマスプレゼントを二度もらえる理由やブラックサンタの正体などを紹介してくれたドイツ大使館居候ネコさん(@neko_blog)。Twitterでも人気の居候ネコさんに、今回はドイツの伝統的なクリスマスの過ごし方やクリスマス料理などを聞いた。
neko_blog
ドイツ大使館居候ネコさん。ろうそくの秘密は本文後半で
――日本初のクリスマスツリーはドイツ生まれなの?
そうニャんだ=^_^= 1860年、日本との修好通商条約を結ぶために来日したプロイセン王国(まだドイツじゃなかったんだ…)のオイレンブルク伯爵が、滞在先の公館でクリスマスツリーを飾ったんだよ。それが日本で初めてのクリスマスツリーだと言われているよ♪
実はクリスマスツリーはドイツが発祥の地なんだニャ=^_^=
クリスマスツリーの原型は、北欧に住んでいた古代ゲルマン民族の「ユール」という冬至の祭りで使われていたモミの木。冬でも青々と葉が茂るモミの木は、ドイツ人にとって生命力の象徴で、冬至のころに部屋に置き、長く厳しい冬を乗り切る精神的な支えにしていた。それが、クリスマスに飾られるようになったと
いう。
今年も、ドイツ大使館にも立派な本物のモミの木を使った立派なクリスマスツリーが飾られているニャ=^_^= お星さまやハートのオーナメントがとってもすてき♪これは、東北のお母さんたちの手作り。オーガニックコットン製品の製造過程で出る残布を活用して作られたんだって。2年前に大使館職員がみんなで
寄付金を集めて買ったんだよ。
■ツリーはイブに買いにいって飾り付け
日本ではクリスマス前に飾られるツリー。しかし、ドイツでは用意する時期がちょっと違う。
ドイツでは12月24日のクリスマス・イブにモミの木に飾り付けをするんだニャ。もちろん、モミの木は本物。事前に用意しておく場合もあるけど、24日朝にモミの木を買いに行くこともあるよ。広~い農場にずら~り並んだモミの木の中から、自分で選んで切って持ち帰るんだ。
ツリーは1月6日の「三王来朝の日」(イエス・キリストの誕生を聞いた三賢者が祝福しに来た日)頃まで飾られているよ。
xmas tree
クリスマスツリーを探して
居候ネコさんの話をふまえ、ドイツ大使館の2等書記官ドミニク・ボーネンさんにクリスマス・イブの日の過ごし方を詳しく聞いた。ボーネンさんの家のクリスマス・イブは、毎年モミの木の買い出しから始まる。家族が集まるクリスマスに「いかに良いツリーを選ぶか」は重要な仕事。ボーネンさんは「『今年のツリーは
いいね』とか『サイズがぴったりね』などと、みんなにジャッジされるんです。ツリー選びは失敗できないから、気合いが入ります」と明かす。
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