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- ID:
- 29224
- 年度:
- 2013
- 月日:
- 1215
- 見出し:
- 奇跡の一本松、コカリナの音色で復活 15日に演奏会
- 新聞名:
- 朝日新聞
- 元URL:
- http://www.asahi.com/articles/TKY201312140016.html
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 東日本大震災の津波に耐えた岩手県陸前高田市の「奇跡の一本松」から作られた笛「コカリナ」の演奏会が15日、東京・大手町で開かれる。演奏する黒坂黒太郎さん(64)=埼玉県飯能市=は「被災者を励まし続けてきた木が奏でる音色を聞いてほしい」と話す。
コカリナはオカリナに似た木製の笛。コカリナの演奏・製作の第一人者の黒坂さんは、津波でなぎ倒された陸前高田市の高田松原の松7万本から1千個以上のコカリナを作り、市内の全小学生に無料で配る活動を続けながら、被災地支援コンサートを開いてきた。
枯死した一本松の一部をこの夏に譲り受け、10月までに長さ8~21センチの大小9本を作り上げた。それぞれ音域が異なるソプラノ、バリトン、バスがある。
一本松は風雨で黒く変色していて、黒坂さんは「本当に音が出るのか」と不安に思っていた。だが、完成したコカリナを吹くと「優しい音がする」と感じた。黒坂さんは「被災地を思い出してもらう機会にしたい」と話す。
宮沢賢治が作詞作曲した「星めぐりの歌」など全14曲を演奏する。午後2時から、日経ホール(千代田区大手町1丁目)で。当日5千円(前売り4500円)。問い合わせは黒坂音
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