v10.0
- ID:
- 29162
- 年度:
- 2013
- 月日:
- 204
- 見出し:
- ミカンへの愛形に☆ 八幡浜・真穴
- 新聞名:
- 読売新聞
- 元URL:
- http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ehime/news/20131203-OYT8T01567.htm?from=topics_p_osaka
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 温州ミカンのブランド産地・八幡浜市真穴(まあな)地区で3日、県が育ててきたハート形のミカン30個を収穫した。アルミパイプと合板の型枠に挟んで育ててきた。21~23日、同市の道の駅「八幡浜みなっと」で開かれるイベント「愛顔(えがお)の“ハートみかん”プロジェクト」でお披露目し、好評なら農家の
副業として生産を勧める。
今年9月、県八幡浜支局産地育成室の清家庄司・果樹係長(53)が、温州ミカン「南柑(なんかん)20号」の青い実を、L字形に組んだ合板と3本のアルミパイプで作った型枠に挟み、育ててきた。アルミパイプで実の一部が押さえられ、ハートの形に。
この日、県の臨時職員ら4人が型枠を取り外した。摘み取った牧野妃佳璃(ひかり)さん(25)は「お見舞いや贈り物によさそう」と笑顔で話していた。
同市では「合格いい予感」の語呂合わせで作られた五角形のイヨカンがすでに商品化されており、清家係長は昨年、「商品の種類を増やそう」と生産者と協力し合って試験的に育てた。実の成長する力が想像以上に強く、型枠の合板が割れてしまったため、今年はネジで割れないように改良して臨んだ。
イベントでは参加者にアンケートを取り、売れるかどうかを探る。清家係長は「ミカン箱の中にハート形が一つあればうれしいと思う。付加価値を付けた商品で農業を振興したい」と話した。
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