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- ID:
- 29114
- 年度:
- 2013
- 月日:
- 1127
- 見出し:
- 酒造りが本格化 昔ながらの木桶で仕込み作業 伊賀市の大田酒造
- 新聞名:
- YOU
- 元URL:
- http://www.iga-younet.co.jp/news1/2013/11/post-346.html
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 冬を迎え、伊賀地方では酒造りが本格化している。伊賀市上之庄の大田酒造では11月27日、木桶を使った清酒の仕込み作業が行われた。【仕込み作業で活気づく酒蔵の様子=伊賀市上之庄で】
同酒造の木桶は大きさが直径1・3メートル、高さ1・2メートル。昭和40年代まで使用していたものを修理し、この冬には3回に分け、1本720ミリリットルで3000本分の原酒を仕込む。
27日朝は「留仕込み(とめしこみ)」と呼ぶ、県産「神の穂」の蒸し米とこうじと水を加える最後の仕込み工程を行った。約1か月の12月末ごろから絞り作業が始まり、生の新酒が出来上がるという。
ホーロータンクが主流の中、木桶による酒造りを復活させた理由は「昔ながらの自然の味がする酒を伝えていこう」との思いから。そうした熱意で「半蔵純米酒木桶仕込み」は7月に開催された「スローフードジャパン『燗酒コンテスト2013』」の極上燗酒部門で、168点のなかから最高金賞6点の一つに選ばれた新酒の販売は来年1月を予定。大田智洋社長は「燗がおいしい季節になった。より日本酒を楽しんでもらえる機会が増え、日本の伝統文化を感じてもらえたら」と話した。
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