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- ID:
- 26626
- 年度:
- 2013
- 月日:
- 0128
- 見出し:
- 咸宜園登録へ議論 「世界遺産シンポ」を開催
- 新聞名:
- 西日本新聞
- 元URL:
- http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/345403
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 日田市の咸宜園の世界遺産登録について考えるシンポジウム「歴史と森と水を活かした未来環境創造」が27日、同市文化センターであり、講演会とパネルディスカッションに市民ら約100人が聞き入った。市民の歴史勉強グループ伊藤塾と日田商工会議所の共催。
九州歴史資料館の西谷正館長が、縄文から弥生、古墳時代にかけての朝鮮半島と日本との関係について講演。パネルディスカッションでは、伊藤利光・伊藤塾長▽後藤宗俊・咸宜園教育研究センター名誉館長▽桑野和泉・湯布院玉の湯社長▽合原真知子・マルマタ林業社長の4人が登壇した。
後藤氏は、咸宜園の世界遺産登録に向けた取り組みを紹介しながら、「咸宜園に全国各地から塾生が集まったのは、広瀬淡窓の教育方針に加え、日田の風土も関係していると思う。今後、検証していきたい」と述べた。
世界遺産登録には咸宜園の周辺環境を保全する必要があるとの観点から、合原氏は「山林を守る人が増えれば日田の林業が盛んになる。山で働く人が幸せになる仕組みが必要」と訴え、桑野氏は「湯布院が注目されているのは、地元の住民が地域の問題の議論を積み重ねた結果。日田でも同じだと
思う」と助言した。
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