v10.0
- ID:
- 28877
- 年度:
- 2013
- 月日:
- 1025
- 見出し:
- 大熊町の復興願い桜を植樹
- 新聞名:
- NHK
- 元URL:
- http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131025/k10015565301000.html
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 原発事故の影響ですべての住民が避難生活を余儀なくされている福島県大熊町の子どもたちが、避難先の会津若松市で桜の苗木を植えてふるさとの復興を願いました。
福島第一原発がある大熊町は、おととしの原発事故の影響で、今も町の大部分が長期間帰ることができない「帰還困難区域」に指定され、すべての町民が避難生活を余儀なくされています。
避難先の1つ、会津若松市では25日、生まれ育ったふるさとの復興を願う植樹祭が行われ、大熊町の小中学校に通っていた子どもたちの代表がソメイヨシノの苗木30本を植えました。
大熊中学校の生徒会長で、3年生の長沼克宝さんは「この桜が根を張り花を咲かせるのと同じように、私たちも一生懸命頑張って、支えてくれた人たちに将来、恩返しします」と述べ、復興に向けた決意を新たにしました。
このあと、「20年後の私」というテーマで子どもたちが書いた寄せ書きと、避難先の学校で撮影された今の集合写真を入れたタイムカプセルを地中に埋めました。
大熊町から避難している小学5年生の男の子は、「避難先の会津若松は第2の故郷になりましたが、いつかは生まれ育った大熊町に帰りたい。この桜が大きく育って満開に咲いたら、離れ離れになっている友達と一緒に花見をしたいです」と話していました。
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