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- ID:
- 28863
- 年度:
- 2013
- 月日:
- 1022
- 見出し:
- クスノキの巨木:豊田市、移植検討 駅前再開発事業で 市長、自然のシンボルに
- 新聞名:
- 毎日JP
- 元URL:
- http://mainichi.jp/area/aichi/news/20131022ddlk23040195000c.html
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
- 豊田市は、市中心部の名鉄豊田市駅近くで計画中の「豊田市駅前通り北地区市街地再開発事業」で、計画予定地の真ん中にあるクスノキの巨木1本を、同市元城町で市が低炭素社会実現に向けた取り組みを紹介する施設「とよたエコフルタウン」に移植する方向で検討を始めた。移植には数百万円か
かるとみられ、市民の意見を聞くという。太田稔彦市長が21日、定例会見で明らかにした。
市によると、ミニ公園の喜多町ちびっこ広場に2本のクスノキがあり、移植予定の木は樹齢約150年、幹回りは約3メートル、高さは17メートルある。樹木医に診てもらったところ、1本は腐食が進んでいるが、もう1本は移植が可能という。
同事業は、広場の下に地下2階の駐車場を建設する予定で、クスノキを残したままの建設は不可能と市が判断した。地元の自治会・三区と事業組合とも協議し、移植の検討に乗り出した。
エコフルタウンの土地はJAあいち豊田からの借地で、2021年8月末までの契約。借地契約が切れた後もJAにクスノキを残してもらうよう協議する。
太田市長は「05年の周辺6町村との合併で、市域の70%が森林となり、市民が豊かな自然の中で生きていることへの感謝の意味も込め、そのシンボルとして移植したい。移植費用の寄付を募ったり、移植作業を応援してもらうイベントを展開できるかどうかも(移植するかどうかの)最終的な判断のポイント
にしたい」などと話した。
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