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- ID:
- 28776
- 年度:
- 2013
- 月日:
- 1011
- 見出し:
- 丸太いかだで天竜川下り 来夏運航へ「水際の臨場感楽しんで」
- 新聞名:
- しんしゅうらいぶおん
- 元URL:
- http://www.shinshu-liveon.jp/www/topics/node_256369
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 飯田市の天竜川で川下り舟を運航する会社「天竜舟下り」(飯田市松尾新井)は間伐材のスギの丸太でいかだを作り、同社の船頭たちが10日、舟下りのコースを下って乗り心地を確かめた。いかだの中ほどに2列の手すりを設けてあり、乗船客は手すりにつかまって川下りを楽しむ。川の流れを間近に感じ
ることができるのが魅力。来年夏からの営業運航を計画している。
同社によると、いかだは直径約20センチ、長さ約4メートルのスギの丸太8本を横に並べてワイヤで結んである。これを複数つないで運航する予定だ。2列の手すりの間に据えた板に腰掛けたり、手すりにつかまって立った状態で乗ることもできる。同社によると、エンジンがなくても定員7人以上などの船は船
舶検査の対象となることから、同社は今後、連結数などを決めて検査を受ける予定だ。
この日は、丸太8本のいかだを二つ連結。杉本忠社長(56)と船頭3人が救命具を着け、竹ざおなどを手に乗り込み、弁天港(飯田市松尾新井)―時又港(同市時又)間約6キロを下った。川下り舟なら35分ほどだが、いかだは約50分かけて進んだ。
同社は今年6月から、コース沿いの竹を使ったいかだを初めて作り、希望者を対象に運航してきた。この経験も踏まえて、船頭の知人を通じて同市南信濃のスギの間伐材を購入。夏からいかだ作りを進めてきた。竹は1年間しか使えないが、スギなら3~4年は使えるという。
杉本社長は「いかだは川の流れの速度で進むことなどをあらためて確認できた。水際の臨場感をお客さんに楽しんでもらえると思う」と話していた。
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