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- ID:
- 28627
- 年度:
- 2013
- 月日:
- 0914
- 見出し:
- 園芸の魅力伝え90年 左京・植物専門家らの「京都倶楽部」
- 新聞名:
- 京都新聞
- 元URL:
- http://www.kyoto-np.co.jp/local/article/20130914000017
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 園芸愛好家や植物の専門家らでつくる「京都園芸倶楽部(くらぶ)」(京都市左京区)が、今年で結成90年を迎えた。毎月の例会は戦時中も休むことなく続け、8月に1100回を数えた。会報の発行や環境保全の提言など活動の幅を広げ、京都の園芸文化の一翼を担ってきた。関係者は「今後も園芸の魅
力を伝える活動を続けたい」としている。
同倶楽部は、京都府立植物園が開園する前年の1923(大正12)年に結成。現在の会員数は約250人という。同年8月からほぼ月1回のペースで講演会中心の例会を開いており、戦後は現地見学会なども続けている。大正期には国内初の市民農園を開設した先駆的な実績があるほか、深泥池(北区
)の保存など環境保全問題でも提言してきた。
近年は「シルクロードの薬草と文化」や「京都の伝統野菜」などのテーマで講演会を開いている。由良川源流の芦生原生林(南丹市)を散策するなどフィールドワークを積極的に行っており、同倶楽部の活動に興味を持つ園芸愛好家らに好評という。
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