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- ID:
- 28477
- 年度:
- 2013
- 月日:
- 0829
- 見出し:
- 篠山・東山城跡整備終了 木に名札を付けて仕上げ
- 新聞名:
- 神戸新聞
- 元URL:
- http://www.kobe-np.co.jp/news/tanba/alacarte/201308/0006289884.shtml
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 室町時代につくられた山城、東山城跡(兵庫県篠山市辻)の整備が終わり、28日、記念の催しが開かれた。地域住民や歴史愛好家など約50人が集まり、城跡への登山を楽しむなどした。
東山城は京都や大阪に続く街道の警備要所だった。頂上の本郭の周囲に土を盛ったとりでや、石積みなどの遺構が残る。
辻地区の歴史を語り継ごうと結成された市民グループ「辻を知ろう歩こう会」(村岡旭会長)が中心となり、昨年7月から整備を始めた。同地区には山城跡が三つあり、今回の整備は淀山城に続いて2カ所目。
整備はほぼ月に1回、同会メンバーや地元住民、歴史愛好家らで実施。道をふさぐ竹や木を切り倒し、本郭へ続く登山道を開いた。また丸太を活用した階段や道順を示す看板も設置した。
この日は郷土史家の中野卓郎さんが東山城の歴史について講話を行った後、参加者全員で登山。木に名札を付けて整備の仕上げをした。
同会の津田博利さん(66)は「地域のみんなが遺跡を守ろうと力を合わせたからできた。歴史を語り継いでいきたい」と話した。
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