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- ID:
- 26593
- 年度:
- 2013
- 月日:
- 0124
- 見出し:
- シイタケの産地絶やすな 茂木に原木洗浄機
- 新聞名:
- 下野新聞
- 元URL:
- http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20130123/965355
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 東京電力福島第1原発事故に伴う放射性物質の影響で原木シイタケの出荷停止が続く中、原木の生産・販売を行う芳賀地区森林組合(関弘行組合長)はこのほど、原木の放射性物質洗浄機2台を導入、美土里館で生産農家の原木の無償洗浄を始めた。同組合によると、これまでの検査で基準値を超
える放射性物質は検出されていないが、「さらに安全性を高めるため導入に踏み切った」という。
洗浄機はダイコンの洗浄機を基に県外メーカーが開発したもので同組合が県などの補助を得て購入(1基約150万円)した。長さ90センチの原木を水でブラッシング、高圧洗浄する。同組合によると2台で1日1000本の処理能力があり、放射性物質も40~60%除染できるという。洗浄水は沈殿槽や水路
のゼオライトでろ過した上で排水する。
原木の放射性物質の使用基準値は50ベクレル以下。町農林課によるとこれまで20~50ベクレルで推移し洗浄は特に必要ないが、「さらに安全性を高め、他産地の原木を購入してまで生産を続けたくないとの農家の声も考慮し洗浄に踏み切った」(矢野健司課長)。4月までで約10万本の処理を目指す。
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