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- ID:
- 27698
- 年度:
- 2013
- 月日:
- 0520
- 見出し:
- 模型「鶴ヶ城」で福島応援 静岡の会社
- 新聞名:
- 読売新聞
- 元URL:
- http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shizuoka/news/20130518-OYT8T00989.htm
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 18日から静岡市駿河区のツインメッセ静岡で一般公開が始まった静岡ホビーショーで、同区の木製模型メーカー「ウッディジョー」が、「鶴ヶ城」として知られる福島県会津若松市の若松城の模型を紹介している。東京電力福島第一原発事故の風評被害から立ち直りつつある会津観光の復興に協力できれ
ばと、常木則男社長(72)が開発した。21日から全国の専門店などで販売される。
姫路城などの城や帆船の木製模型で定評のある同社だが、これまで東北地方の城の模型は販売していなかった。東日本大震災後、仙台市の模型店などから「東北の城の模型を作りたい」との要望があり、常木社長は「東北の人たちがふるさとを誇りに思ってもらえれば」と、NHK大河ドラマ「八重の桜」の
舞台として注目されている若松城の模型発売を決意したという。
昨年12月に会津若松市を訪れ、1965年に復元された城の外観を丹念に撮影したほか、同市観光課の協力で図面の提供を受け、150分の1の模型にした。
同課によると、若松城の来場者数は2008年度には約62万人だったが、原発事故後の11年度は約49万人に減少。12年度は約59万人に回復したが「修学旅行などでは依然敬遠されることもある」という。同課の柳沼秀夫副主幹(43)は「模型を作った人に本物の城を見に来てもらえれば」と期待する。
常木社長は「模型を通して会津をみんなで盛り上げて、元気になってもらいたい」と話している。
「鶴ヶ城」は2万3100円。売り上げの一部を会津若松市の観光施設整備事業に寄付する。問い合わせは同社(054・298・6200)。
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