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- ID:
- 27292
- 年度:
- 2013
- 月日:
- 0402
- 見出し:
- くみっこ(石川県内灘町) 遊んで学ぶ伝統の技
- 新聞名:
- 日本農業新聞e農ネット
- 元URL:
- http://www.agrinews.co.jp/modules/pico/index.php?content_id=20110
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 戸や障子などの建具をつくる技術を生かした積み木「くみっこ」。遊びながら伝統の技に触れられる玩具として注目を集めている。
石川県内灘町の千鳥台幼稚舎と同県七尾市の永江建具製作所が、地元のヒノキの間伐材を使って2012年に開発した。
長さ14.4センチ、幅2.4センチ、厚さ8ミリの積み木に、凹型の溝がある。くぎを使わずに木を固定する「組子(くみこ)」の技術を生かしたもので、立体的に組み上げることができる。360年ほど前から地域に伝わる「田鶴浜建具」の技法を応用する。
同幼稚舎には約4000個あり、子どもたちはタワーを組み立てたり、線路を作ったりして遊んでいる。新保裕子園長は「子どもの自由な発想を生かせる積み木です」と笑顔を見せる。
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