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- ID:
- 27087
- 年度:
- 2013
- 月日:
- 0311
- 見出し:
- 最高級の建材! ヒノキを使った家を建てたい!
- 新聞名:
- マイナビ
- 元URL:
- http://news.mynavi.jp/news/2013/03/11/027/
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 香りのよい木材で作られた家、特にヒノキ材を利用した家は香りがよくリラックス効果が期待できます。ヒノキを使用した家にはどんな特徴があるのか、またヒノキ材はどのようなところに利用されるのかなどをチェックしてみました。
■ヒノキの特徴
古くから建築用材料として使われてきたヒノキには、寿命が長いという特徴があります。寺社や仏閣などで使われているヒノキは、100年以上持つもの、場合によっては1000年以上もの寿命を保っているものもあります。
ヒノキにはヒノキチオール、フィトンチッドと呼ばれるヒノキの良い香りを放つ成分が含まれており、香りだけでなく抗菌性、殺菌力のある成分も含まれています。そのため、ぬれてもカビがはえにくい、腐りにくいという特徴があります。またシロアリに対しての抵抗力が高いのもヒノキの特徴といえるでしょう。
■ヒノキが建材として使用される場所
ヒノキ板は骨組みから床板まで、幅広い用途に使える大変便利な建材です。ただ、「骨組みからヒノキで作るとなると高くなるのでは…」と心配になってしまいますが、一般家屋に使用されているヒノキは、現在海外から輸入したものがほとんどなのだそうです。そのため、材質によっては他の木材とあまり値段が
変わらないものもあります。
ヒノキが建材として利用されることが多いのが、どだいや柱などの構造材です。その他には、敷居やかもい、フローリングなどの場所に使われることも。ヒノキは持ちが良いため、一度フローリングにしてしまえば長年交換する手間がいりません。
■ヒノキの効能
ヒノキの香り成分には、自律神経を安定させる効果があるそうです。ラットを用いた実験では、ヒノキの香りを嗅がせることで運動量が増加し、睡眠時の脳波が通常よりも20~30%増えるという実験結果が出ているとのこと。
また、ヒノキに含まれる精油成分には、抗菌・防蟻(ぼうぎ)・防虫の効果があります。ヒノキの成分には大腸菌や黄色ブドウ球菌、黄色コウジカビの繁殖を抑える効果があり、さらには亜硫酸ガスの防臭効果もあるのだそうです。
またシックハウス症候群の原因、ホルムアルデヒドを吸着しやすいため、アレルギーに弱い方にもお勧めの建材です。
最高級の建材だから、ヒノキの家を住宅購入するのは無理だろうと思いがちですが、意外と自分の手の届く範囲である場合もありますので、一度検討してみるとよいかもしれません。
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