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- ID:
- 33764
- 年度:
- 2015
- 月日:
- 0825
- 見出し:
- 滋賀に残る豊かな自然と歴史の財産に触れよう 10月、巨木巡りツアー
- 新聞名:
- 産経ニュース
- 元URL:
- http://www.sankei.com/region/news/150825/rgn1508250050-n1.html
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
- 県内の巨木や名木を巡るツアーが10月28日、長浜市内で開かれる。県内に残る豊かな自然と歴史の財産に触れてもらおうと、県緑化推進会が企画。県自然記念物に指定された地域のシンボルツリーや、樹木医の治療を受けた古木など6カ所を観賞して回る。同会が9月30日まで参加者を募集してい
る。
◇
国の定義では、地上1・3メートルの幹周りが3メートル以上ある樹木などを「巨木」としている。そんな大木や、歴史的ないわれを持つ「名木」が、県内には1千本以上あるとされる。同会は、こうした樹木の価値を知ってもらおうと今年5月、「巨木・名木巡りツアー」を初めて、湖南地域で開催。好評だったこと
から、第2弾を湖北地域の長浜市で企画した。
今回のツアーで巡るポイント(カッコ内は所在地と推定樹齢)は、「西物部のケヤキ」(高月町西物部、300年)▽「唐川のスギ」(同町唐川、400年)▽「天川命(あまかわのみこと)神社のイチョウ」(同町雨森、300年以上)▽「柏原のケヤキ」(同町柏原、300年以上)▽黒田のアカガシ(木之本町黒田、
400年)▽「えんねのエノキ」(湖北町田中、250年)-の6カ所。
県自然記念物は、国・県の天然記念物に指定されていないもののうち、地域のシンボル的な存在などとして親しまれている植物などを県自然環境保全課が指定。今回の6カ所のうち、柏原のケヤキなど4カ所が指定されている。
ツアーは当日午前9時、JR米原駅東口に集合し、貸し切りバスで各地を回る。「滋賀の名木を訪ねる会」の辻宏朗会長が同行し、樹木の歴史などを解説。また、県緑化推進会の事業として実施している樹勢回復治療の施された木が、今回のポイントの中には4本あり、こうした取り組みなどについても説明
がある。
参加費は千円(昼食は各自用意)。定員45人で、応募できるのは県内在住・在勤・在学者。「このツアーを通じて自然を慈しむ心、緑を大切にする心の醸成につながればうれしい」と同会。応募方法などの問い合わせは同会(電)077・522・7828。
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