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- ID:
- 33681
- 年度:
- 2015
- 月日:
- 0809
- 見出し:
- 2016御柱祭 : 練習用御柱の木造り 観光PRでSUWAガラスの里に展示
- 新聞名:
- 長野日報
- 元URL:
- http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=34879
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 来年春の諏訪大社御柱祭で上社の御柱を曳行する諏訪市豊田・四賀地区の氏子有志が9日、豊田の観光施設「SUWAガラスの里」で練習用柱の木造りをした。約400人が早朝から集まり、皮むきからV字型のメドデコの取り付けまで、若手への技術伝承を重視しながら一連の作業を進めた。柱は、駐
車場の一角に設けた屋根付きの展示スペースで保管し、観光客へのPRにも一役買う。
御柱有志の会代表の小泉修さん(56)=豊田有賀=によると、前回も同所で木造りや曳行練習をしたが、練習日以外、柱は保護用シートで覆っていたという。諏訪の観光を盛り上げようとSUWAガラスの里と手を組み、今回は観光客が触れたり、写真を撮ったりできるようにした。
用材は豊田上野から切り出したモミで長さ10メートル、目通り周囲は2・1メートル。巨大な木づちを用い、柱にメドデコを差し込む作業では「あと3寸(打て)」との指示や叱咤激励の声が飛んだ。完成後は「よいてーこしょ」の掛け声で左右に揺らし、さっそく観光客らに曳行の一端を披露した。
「いよいよという気持ちになった。自分たちも、見物客の皆さんも楽しめる曳行をしたい」と、メド乗りをした四賀普門寺の会社員太田悠平さん(30)。「信州諏訪ガラスの里」の岩波太佐衛門尚宏社長は「両地区の氏子のパワー、諏訪人の魂を感じる柱。この地で営業する施設としてしっかりPRしていく」と誓った家族4人でガラスの里を訪れた東京都世田谷区の会社員宇田川俊樹さん(54)は「長野冬季五輪開会式の時にテレビで見た御柱に出合えてうれしい」。写真を撮ると「こんな大木が急坂を下ったり、川を渡るなんてすごい」と祭りの様子に思いをはせ、「ぜひ生で見たい」と話していた。
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