v10.0
- ID:
- 33659
- 年度:
- 2015
- 月日:
- 0810
- 見出し:
- 長崎「被爆クスノキ」2世苗を植樹
- 新聞名:
- 新潟日報
- 元URL:
- http://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20150809198315.html
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 太平洋戦争中に直江津捕虜収容所があった上越市川原町の平和記念公園に8日、長崎の「被爆クスノキ」の2世苗が市民らの手で植樹された。核兵器廃絶などを願った上越市の「非核平和友好都市」宣言20周年を記念。参加者は小さな苗木に平和への思いを託していた。
被爆クスノキは長崎市の山王神社にある。1945年8月9日に原爆によって焼け焦げたが、再び芽吹いた。現在は実から育った2世苗が各地に植えられ、平和と核兵器廃絶のシンボルとされている。
植樹式には市民や今年の広島平和記念式典に派遣された市内の中学生ら約50人が参加。中学生らは「戦争のない未来をつくりたい」「平和への思いを忘れない」と思いを語った後、40センチほどの苗木にシャベルで土を掛けた。
植樹に先だって村山秀幸市長が「戦後70年、宣言20年の願いを絶やすことなく次代に伝えていこう」とあいさつ。地域で収容所の歴史を語り継いでいる上越日豪協会の近藤芳一会長は「若い人に収容所について学んでほしい。歴史を知っている人には、それを伝える義務がある」と訴えた。
..