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- ID:
- 32801
- 年度:
- 2015
- 月日:
- 0401
- 見出し:
- 嘉代子桜、5公園に植栽 原爆と平和考えるきっかけに
- 新聞名:
- 西日本新聞
- 元URL:
- http://www.nishinippon.co.jp/nnp/f_kitakyushu_keichiku/article/159789
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- 原爆の恐ろしさと平和の尊さを伝える願いが込められた「嘉代子桜」の苗木が、小倉南区田原の文化記念公園など市内5公園に植樹された。
長崎の原爆で亡くなった林嘉代子さん=当時(15)=を悼み、母親の津恵さん(故人)が1949年に長崎市の城山小に桜約50本を植え、「嘉代子桜」と呼ばれるようになった。その後接ぎ木などで増やされ、全国各地で植えられている。
当初の投下予定地が小倉だったとされることから、北九州市でも平和の願いを受け継いでいこうと、市は2009年から植樹を開始。長崎の市民団体に苗木の寄贈を受け、これまで市内の全ての市立小学校(131校)に植えてきた。
文化記念公園のほかは、老松公園(門司区)▽足立公園(小倉北区)▽皇后崎公園(八幡西区)▽夜宮公園(戸畑区)。3月13日にそれぞれ1本植樹された。文化記念公園では、作業員たちがスコップを使って高さ2メートルほどの苗木を、丁寧に植えていた。2~3年でピンク色の花が咲くという。市総務
課の森永康裕さんは「桜の木が、平和について考えるきっかけになってほしい」と話した。
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