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- ID:
- 32145
- 年度:
- 2014
- 月日:
- 0105
- 見出し:
- 全市町村を丸太がリレー 全国育樹祭プレイベント
- 新聞名:
- 中日新聞
- 元URL:
- http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20150101/CK2015010102000020.html
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
- 今秋に揖斐川町谷汲で開かれる全国育樹祭に向け、県は事前イベントとして、県内で伐採した樹齢百年超の丸太を、全四十二市町村を回って大会会場へと運び込む“古木リレー”を検討している。全県的に機運を盛り上げる狙いで、公募した県民らが丸太と練り歩くパレードも計画している。
県全国育樹祭推進事務局によると、リレーは五~七月ごろ、県内主要河川の五流域に分けて展開。木曽川、長良川、揖斐川、飛騨川、宮川・庄川それぞれの上流で古木一本を伐採し、切り出した丸太をトラックや台車に載せて各流域内を回る。
丸太が届いた市町村では、公募で集まった住民とパレードなどの関連行事を開催。それぞれの「市町村の木」の苗木と、「未来の森づくり」について住民らが思いをつづったメッセージカードを集め、丸太とともに次の自治体に託す。県内五流域から集まった丸太は育樹祭会場に展示し、苗木は植樹される構
想だ。
揖斐川町谷汲の会場は、昭和天皇が一九五七(昭和三十二)年に植樹された五本のスギがある県営林。七六年には皇太子時代の天皇、皇后両陛下が訪れ、枝打ちの様子を見学された。今回、皇太子さまが育樹祭に出席すれば、三世代にわたって訪れられたことになる。
県は、樹齢百年を超える古木を県民の手から手へとリレーすることで、豊かな自然の継承を表現したい考え。同事務局は「世代を受け継ぎながら、健全な森林を守っていく大切さを感じてもらえれば」と期待している。
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