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- ID:
- 31809
- 年度:
- 2014
- 月日:
- 1119
- 見出し:
- 樹木弱らせるヤドリギ伐採 塩尻でNPO「プロジェクト」の一環
- 新聞名:
- 信濃毎日新聞
- 元URL:
- http://www.shinmai.co.jp/news/20141119/KT141118SJI090014000.php
- 写真・動画など:
- 【写真】
- 記事内容
- NPO法人森林風致計画研究所(長野県松本市蟻ケ崎)は18日、塩尻市桟敷の熊野神社で、落葉広葉樹の枝に寄生して木の育ちを悪くする植物「ヤドリギ」を伐採した。ヤドリギをクリスマス用の飾りなどに販売して伐採費用を賄う「ヤドリギプロジェクト」の一環。県内外の樹木医4人が約100のヤドリギを伐
採した。
NPO法人副理事長の清水裕子さんによると、ヤドリギはケヤキや桜などに寄生する常緑低木。実を食べた鳥のふんから種が枝に付き発芽する。数十年かけて枝を直径1メートルほどの球状に伸ばす。寄生された木は枝が枯れることがある。高い枝に寄生するため伐採は難しく、費用もかさむ。
今回はフラワーアレンジメントの材料に使いたいとの注文が入ったため伐採した。早急な対策が必要とみられる熊野神社境内の高さ35メートルのケヤキを選んだ。桟敷区長の小沢保之さん(70)によると、枝が落ちることが多く、近くの保育園児には境内で遊ばないよう求めていた。
樹木医4人がロープを使って木に登り作業した。30年以上たった直径約1・5メートルものヤドリギもあった。小沢さんは「地域の大事な木。また元気になってくれるといい」と話した。
伐採したヤドリギは同研究所と生花店「花屋 ことの葉」(松本市大手2)で19日から販売する。30日と12月6日はヤドリギを使うクリスマスリース教室を開く。問い合わせは同研究所(電話0263・34・9570)へ。
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