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- ID:
- 31572
- 年度:
- 2014
- 月日:
- 1017
- 見出し:
- 「指定植物」オオヤマレンゲも無許可伐採 県、諏訪市に文書注意
- 新聞名:
- 信濃毎日新聞
- 元URL:
- http://www.shinmai.co.jp/news/20141017/KT141016FTI090016000.php
- 写真・動画など:
- なし
- 記事内容
- 長野県諏訪市が八ケ岳中信高原国定公園の特別地域などに指定されている市有林で県の許可を得ずアカマツなどを伐採した問題で、県諏訪地方事務所は16日までに、希少植物保護のため自然公園法に基づく「指定植物」とされているオオヤマレンゲが伐採されたとして市に文書で注意した。伐採の経
緯や再生に向けた計画の報告を求めている。
同地事所や市によると、国定公園内で環境相が指定する植物などを伐採するには県の許可が必要だが、市は許可申請をしていなかった。
市は今月18日に開く植樹祭の予定地を確保する目的で、今年4~6月にかけ、市郊外の人工ため池「蓼の海」に隣接する国定公園内の市有林約5千平方メートルでアカマツ398本を伐採。作業の妨げになったため、オオヤマレンゲを含む低木類も全て切った。
オオヤマレンゲはモクレン科の低木で、初夏に白い花を咲かせる。市は9月に市民から指摘されるまで、伐採木の中に含まれていたことを知らなかったという。
また、県によると、市は昨年度も、植樹祭の場所を確保するためとして、特別地域内の別の市有林の樹木を無許可で皆伐していた。同地事所は市に再発防止を求めた。
市は一連の事実関係を認めているが、「詳細は(22日に開く)市議会全員協議会で報告する」(農林課)としている。
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