ID :
4183
公開日 :
2007年
6月26日
タイトル
[岐阜に1週間滞在で話題振りまく 移動式建築物「くじらアパート」
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新聞名
中日新聞
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元URL.
http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20070626/CK2007062602027109.html
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元urltop:
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写真:
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不思議な球体、京都から東京へと移動中です-。「くじらアパート」と名付けた手作りの移動式木造建築物に乗って旅を続ける建築家志望の京都大の学生が、岐阜市に立ち寄った。スポンサーにもなった市
内の建設会社、希望社に“アパート”を置かせてもらって一週間ほど滞在、周囲に話題を振りまいた
京大農学部森林科で木造建築を学ぶ四回生、林剛平君(22)=神奈川県二宮町出身
「くじらアパート」は直径約百六十センチで、木製の骨組みに和紙を張り、雨でも大丈夫なように油を入念に塗っている。ネーミングは「中に入るとクジラのおなかの中にいるような気持ちになる」ことにちなんだ
そもそものアイデアは、大学で家具作りの講座を受ける中で浮かんだという。球体の中に畳敷きのいすを配したら面白い-。さらに「将来は建築で飯を食いたい。多くの人に自分の作品を見てもらって意見を聞きたい」
。自作の建築物を披露しながら全国を移動することを思い立った
今月中旬に京都をスタートし、「アパート」の中で寝泊まりしながら、飯ごうでご飯を炊く生活。人目を引くだけに、行く先々で注目され「『君は何をしたいの?』とよく聞かれる」とも。「自分が何をしたいのか、本当はまだよ
くわからないんです」。足こぎ部分が壊れたり、高熱に襲われたりと、アクシデントに見舞われながらの毎日は自分探しの旅でもあるようだ
七月二十日にはゴールの東京に入る予定。来年は米ニューヨークに渡る構想も練っているという。