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ID :  4069
公開日 :  2007年  6月12日
タイトル
[文化財の耐震補強の現状学ぶ 左京で講演会 建築関係者ら190人
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新聞名
京都新聞
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元URL.
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007061200151&genre=B1&area=K1D
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元urltop:
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写真:
 
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社寺など木造建築の特性を踏まえた文化財の耐震補強を考える講演会「文化財建造物の耐震診断と維持管理技術の最前線」が12日、京都市左京区の市国際交流会館で開かれた。  耐震診断と木材の劣化判断を融合した診断方法や改修技術の研究、普及を目指す建築研究協会(左京区)が初めて実施した。建築関係者ら約190人が集まった。  まず京都大防災研究所の鈴木祥之教授が、東本願寺御影堂の耐震補強などを例に、「大きな変形にも耐えうる木材の性質を生かせば、最小限の補強で大きな耐震性が維持できる」と強調した。  また京都大農学研究科の藤井義久准教授が「カビやシロアリによる木材の劣化を防ぐには、早期の発見と対策が大切」と指摘。続いて清水寺奥院舞台の修理を行った京都府教委文化財保護課の鶴岡典慶・文化財専門 技術員が、「音羽の滝」の水脈に配慮しながら崖に長さ15メートルのくいを8本打ち込んだ地盤補強の実例などを紹介した。