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木造建築のネツト記事
ID :  3905
公開日 :  2007年  5月26日
タイトル
[けせんプレカット事業協 高田工場2×4プレカット加工機導入
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新聞名
東海新報
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元URL.
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/index_main.cgi?mode=kiji_zoom&cd=nws2560
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元urltop:
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写真:
 
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けせんプレカット事業協同組合(佐藤實理事長、住田町)は、2×4(ツーバイフォー)プレカットの本格参入に伴い、陸前高田市竹駒町の滝の里工業団地にある同組合の高田工場を増設した。二十五日に市役 所で記者会見が行われ、概要が示された。公的支援を活用し、東北初の最新式プレカット加工機やクロスカット機を導入。生産量を従来の月産千坪から四千坪に引き上げる。増設に伴い、二十人ほどの雇用拡大が見込ま れている  記者会見には、中里長門市長、県大船渡地方振興局の高橋克雅局長、同組合の佐藤理事長と柴田元見副理事長、泉田十太郎専務が出席。はじめに中里市長が「2×4プレカット工場の増設により、新たな雇用の場確保 と地場産材の活用も見込まれ、市の企業立地奨励条例に基づき支援をしたい」とあいさつ  高橋局長は「工場増設は技術と品質で成り立つもの。事業組合は、気仙林業循環型システムの構築や端材をペレットにするなど産業振興に貢献しており、県もさまざまな点で支援したい」と述べた  工場の増設は、2×4工法による住宅が年々増加傾向にある中、東北初の2×4プレカット加工機を導入することで市場を開拓し、在来・金具工法と合わせ、安定した経営基盤を確立することが目的  十七年度に高田工場内に増設した倉庫(七百五十平方メートル)を工場として改造し、2×4のプレカットラインを新たに整備。CAD/CAM対応するドイツ製のプレカット加工機と国産の高速クロスカット機を導入した  導入した機械は、生産効率が高い全自動システムが特徴。これまで手作業だった複雑な小屋組まで三次元カットできる。加工データで木拾いするため、積算が正確。レーザーで材料に印字(墨つけ)されたケガキ線と表 示事項に従えば、図面を見なくても簡単にパネル製作できる  従来は、墨つけと加工の半分は手仕事だったため、住田工場で月産千坪のプレカット部材の生産が限界だった。高田工場に導入した新設備の加工能力は月産三千坪で、両工場合わせて月産四千坪体制が整うことにな る  当面は、外材中心だが、同社で保有する製材設備や乾燥能力を活用し、将来的には気仙スギなど国産材を原料にすることも可能という  工場の改造や資材倉庫を含む総事業費は一億四千三百万円。公的支援は二千七百三十万円で、市の立地促進補助金(固定資産投資額の十分の二。このうちの二分の一は県の企業立地奨励事業費補助金を充当)を交 付する  同社の従業員数は、住田工場に七十六人、高田工場に五十人の計百二十六人。今回、高田工場の増設による新規雇用は十二人となるが、今後、トラス組工法などへの対応で増設も見込まれ、同社では「二十人以上の 雇用増が見込まれる」としている  佐藤理事長は「三年前から大手住宅メーカーと提携してプレカット部材の加工や組み立てをしているが市場的にも大いに魅力がある。主力事業と位置づけ、従来からの在来工法・金具工法と、2×4プレカットの二本柱 で安定した経営基盤を目指したい」と話す。