ID :
3871
公開日 :
2007年
5月23日
タイトル
[建設廃材を木炭に 北見の会社が窯開発(
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新聞名
北海道新聞
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元URL.
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/27675.html
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写真:
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】建設資材販売のミトミ(北見)が、建設廃材の木材を炭に再資源化する新型の炭焼き窯を開発した。「省エネタイプ」の炭焼き窯に、焼却炉で用いるダイオキシン類の分解処理装置を装備し、環境基準をクリ
アしたのが特徴。不純物が交じった廃材も安全に炭化できるという。
廃材を炭化させた時に発生する気体を八○○度以上の高温で燃焼させ、ダイオキシン類を分解する仕組み。排気中の濃度を、国の環境基準である一立方メートルあたり○・六ピコグラム(一ピコグラムは一兆分の一
グラム)以下に抑える。
新型の炭焼き窯は、内部で木材に直接火をつけて炭化させる方式。外部から熱を加えて炭化させる最近の方式に比べ、燃料代がかからないのが利点だが、温度管理が難しく、廃材を扱うにはダイオキシン類の発生を
抑えるのが課題だった。
一度に四十立方メートル、およそ住宅一軒分の廃材を五日間ほどで炭化できる。
炭は融雪剤や土壌改良剤になるほか、住宅の湿度調節、河川の水質浄化にも使われている。
本州の業者が開発した天然木用の窯の特許を買い取って改良し、発売した。実用新案登録を申請中。価格は一式約五千万円。既に道内三社に納入。ミトミは「今後多くの木造住宅が解体期を迎える」と需要を見込む。問
い合わせはミトミ(電)0157・23・3103へ。