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木造建築のネツト記事
ID :  3867
公開日 :  2007年  5月22日
タイトル
[老舗料亭が葬儀場に 木の温もり残し改修 久留米市大善寺
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新聞名
西日本新聞
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元URL.
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/kyushu/20070522/20070522_001.shtml
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元urltop:
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写真:
 
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福岡県久留米市大善寺町でおよそ140年間、結婚披露宴から成人、還暦などの祝い事、地域での集まりに利用された老舗料亭「清水(しみず)館」が今年2月、店をたたんだ。しかし、「地元の人たちの思い出 が詰まった建物は壊せない」と改修を施し、営業を始めたのは地元の葬儀会社だった  老舗料亭を改修したのは葬儀社「白香苑(はっこうえん)」(長郷国久社長)。「セレモニーハウス大善寺」として19日に営業開始、同時に本社も同市津福本町から同所に移転した  清水館は明治時代以来、木造の落ち着いた雰囲気が地元に愛されてきた。だが核家族化による祝い事の減少や建物の老朽化などから、当時のオーナーが長郷社長に売却を打診。長郷社長は地域住民の高齢化が進む なか、付近に葬儀場がないことや「思い出深い場所で故人をしのんでほしい。それが送られる故人や親族、参列者にとって最良だ」との思いから、買い取って葬儀場に改修することを決断したという  木造一部2階建ての料亭(約500平方メートル)の大広間は祭場に、台所は親族控室にするなど改修には約2000万円を投じた。正面玄関の引戸や大広間の囲いに料亭の趣を残し、外観からは葬儀場に見えにくい。木 のぬくもりがある部屋や広めの窓が落ち着きを醸し出す  葬儀場として再出発して以来、同社には「七五三や結婚披露宴で使った場所で、自分の葬儀も頼みたい」などと、相談が寄せられているという。長郷社長は「料亭のころと同じく地域に愛され、頼りにされる場でありたい 」と話している。