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木造建築のネツト記事
ID :  3521
公開日 :  2007年  4月15日
タイトル
[地元材使い本堂改築 伊豆の国・慈光院
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新聞名
静岡新聞
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元URL.
http://www.shizushin.com/local_east/20070415000000000024.htm
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元urltop:
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写真:
 
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伊豆の国市韮山多田の慈光院(松永真侃住職)の本堂改築がすべて地元産の木材で進められ、15日午後3時から上棟式が行われる  気候風土に合った地元材は最良とされ、檀家(だんか)で作る建設委員の有志らが地元の山林から切り出した。工事を引き受けた寺社専門の棟梁(とうりょう)竹下宣夫さん(57)=同市小坂=も「40年間多くの寺社を手 掛けたが、地元材は初めて。いつかはやってみたかった」と意欲を見せる  同寺は中世の創建とされ、伊豆88カ所霊場の1つとなっている名刹(めいさつ)。火事による焼失で江戸後期に建て替えられた本堂の傷みが目立ってきたため、改築を決めた  地元材の使用は、檀家の1人で建設委員長を務める建設業の与五沢健二さん(77)らの提案。3年ほど前から与五沢さんの会社の機材を使って与五沢さんの知人らの山林からのヒノキやスギの切り出し、製材までを行 い、建設委員メンバーらも作業に参加した  工事が始まったのは昨年3月。本堂は約260平方メートルで、軒先が芸術的な曲線を描くのが特徴。広さを基準に柱の太さが定まり、ほかの材料の寸法も決まる「木割り」と呼ばれる伝統技法を使った  完成は11月ごろの予定。「総地元材ということで職人の血が騒いだ。寺社建築でも外材使用が普通という昨今、地元材、国産材の見直しにつながれば」と竹下さん。与五沢さんも「やっとここまでこぎつけた。多くの人の 協力があってこそ」と感慨深げだ。