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ID :  298
公開日 :  2006年  2月13日
タイトル
[米ぬかから木材塗料「キヌカ」開発 ルバンシュ、ライスクリエイト2社
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新聞名
中日新聞
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元URL.
http://www.chunichi.co.jp/00/thk/20060215/ftu_____thk_____005.shtml
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元urltop:
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写真:
 
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化粧品メーカーのルバンシュ(石川県能美市)と、コメの用途開発を進めるベンチャー企業ライスクリエイト(同県小松市)は、米ぬかを主成分とする木材用の塗料「キヌカ」を開発した。両社は販売会社を設立 し四月に発売する。   ライス社の長田竜太社長が、家庭や公共施設では昔、床を米ぬかで磨いていたことに着想。唇に塗るクリーム化粧品の一部に米ぬかを使っているルバンシュに持ちかけ、共同で取り組んできた 、乾燥まで一日以上かかるなど、処理に要する時間の長さが弱点だった。米ぬかも乾燥に一日以上かかるが、複数の植物油を一定の比率で混ぜることで、乾燥まで最短五時間と、短縮に成功した。製法を特許出願した  開発した塗料は木に塗るぬかの意味と、絹のような仕上がりから「キヌカ」と命名。無色だが、塗ると、木の表面が落ち着いた風合いに変わる。日本塗料検査協会(東京)に機能評価を依頼した  建材に含まれる化学物質によるシックハウス症候群が社会問題化する中、自然塗料への需要は拡大している。自然住宅の建材、家具の表面処理で需要を見込む  両社は四月、同塗料の販社「日本キヌカ」を設立する。県立大(同県野々市町)内に七月に完成する起業家ふ化施設に入居したい考え。