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ID :  3268
公開日 :  2007年  3月27日
タイトル
[ハチの餌用と店舗販売にタラの芽栽培
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新聞名
長野日報
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元URL.
http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=6672
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写真:
 
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伊那市長谷の入野谷日本ミツバチ会(保科政男会長)の有志でつくる「花咲かじいさんグループ」は2年前から、タラの芽の人工栽培に取り組んでいる。畑とビニールハウスで育てる2種類で、今年は計約60 0株を栽培。畑では芽を開花させてみつをハチの餌用に、ハウスでは水耕栽培して店舗販売する  同会は、木をくり抜いて作った仕掛けに野生のニホンミツバチを栄巣させる昔ながらの方法ではちみつを採取している。ハチの数が減少していることから、餌の確保と新たな地元の名物としてタラの芽の栽培を始めた  畑で栽培しているタラの芽は会員にタラの木を約10株ずつ、計約500株を配布。それぞれの畑で大切に育てて発芽させ、7月に開花させてハチにみつを運ばせる。2年に1度、はちみつを収穫する  ハウスのタラの芽は、木を輪切りにして育てる水耕栽培。今月5日に「水入り」させた木からは5―10センチほどの青々とした芽が出てており、近く出荷を予定。地元の道の駅で販売し、同会の運営資金に充てる  保科会長は、栽培用のタラの木を県外から仕入れるなど手間をかけてきただけに、「タラの芽を人間がただ食べるのでなく、花の少ない時期にミツバチの餌として分かち合う試み。山村生活をみんなで楽しみながら地 域おこしにつながれば」と期待している。