1. HOME
  2. 木の情報発信基地Top
  3. 9.建物
  4. 木造建築のネツト記事 TOP
ID :  3201
公開日 :  2007年  3月22日
タイトル
[カキ渋で新ブランド 池田・木の里工房 (
.
新聞名
福井新聞
.
元URL.
http://www.fukuishimbun.co.jp/topics.php?code=14828
.
元urltop:
.
写真:
 
.
池田町の第三セクター木の里工房=薮田=はカキ渋を使った新ブランド「池田渋塗(しぶぬり)工芸」を立ち上げ、二十一日から工房内に専用コーナーを開設、展示販売を始めた。間伐材やわらなど同町の資 源を活用し、安全で温かみのある日用品や家具類を順次提供していく。  同町では家の柱や器などにカキ渋を塗り使用していたが、最近ではほとんど見掛けなくなった。農村の匠(たくみ)の技や文化を見直し、安全な商品開発に乗り出そうと、同工房と町が昨夏から企画、一月から製作に取 り掛かった。  カキ渋は、主成分のタンニンを一番多く含む青い渋ガキを砕いて搾り、発酵させた液。防虫、防腐性に優れ防水効果もあり、使い込むほど焦げ茶色が深まって風合いが出てくるのが特徴。  「池田渋塗工芸」は同工房の職人が作った製品に、県外から仕入れたカキ渋を数回塗り重ね、軽くて丈夫な商品に仕上げた。直径十六センチの小皿から四十五センチの果物入れ、ランチョンマット、六人掛けのテーブ ルなど十種類をそろえた。  今後はカキ渋の生産も視野に入れ、同町内の冠荘などでも展示販売する計画。