ID :
3187
公開日 :
2007年
3月21日
タイトル
[流し台に木のぬくもり 東川の家具メーカーが製品化
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新聞名
北海道新聞
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元URL.
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20070321&j=0024&k=200703214209
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写真:
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家具製造のインテリアナス(上川管内東川町、水谷松治社長)が木の流し台を製品化した。水漏れを防ぐ独自の集成材加工技術で耐久性を確保。六月から受注生産を始める。同社によると、国内では類似製
品はなく、多少高価でも需要が見込めるという。
強度や防水性などの問題から、これまで木製の水回り製品は避けられていた。水谷社長は「台所や洗面所の雰囲気が一変するはず」と考えて三年前から試作を重ねた。
タモの角材を木目の性質に合わせて接着した集成材で、ひび割れや反りを抑えることに成功。昨年十一月、東京で開かれた旭川家具展に試作品を持ち込み、首都圏の複数の住宅設備業者から「面白い」「取り扱いたい
」と上々の反応を得た。
受注生産のため形やサイズは自由。試作した幅七十五センチ、奥行き五十七センチのタイプで三十万円(脚部は別)。また直径四十センチの球形の木製洗面器は二十万円。ステンレス製や陶製よりは高価だが、同社
は「家具のように傷の修復などのメンテナンスもできる。長く付き合って」としている。