ID :
2742
公開日 :
2007年
2月13日
タイトル
[法隆寺で知床物産展
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新聞名
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20070213&j=0043&k=200702135463
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写真:
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法隆寺創建千四百年などを記念した世界遺産地交流として、網走管内斜里町や地元観光協会などでつくる実行委員会は十二日から七日間の日程で、奈良県斑鳩町の法隆寺境内で「知床の物産展」を開催す
る。実行委代表の自動車販売業佐野博さん(59)は「法隆寺は世界遺産の大先輩で、知床には関西からの観光客も多い。物産展を通じ、知床の自然の恵みを全国発信したい」と話している。
佐野さんと法隆寺とのつながりが、物産展開催のきっかけ。佐野さんは一九七九年、町日の出の「知床知布泊(ちっぷどまり)村」にログハウスを建設。自然学校などを開き、活動を通じて作家の立松和平さんと意気投合
した。
知布泊村には立松さんらのログハウスも建てられ、九五年には北方の守り神・毘沙門天(びしゃもんてん)をまつった「知床毘沙門堂」を建立。当時の法隆寺の管長が開眼法要に参加したことから交流が始まり、佐野さん
が中心となって斜里町のイチイを同寺に贈るなど親交を深めてきた。
物産展は、法隆寺や斑鳩町から記念行事への協力を打診された佐野さんが斜里町や観光協会、農漁協などに働きかけて実行委を結成し、開催の運びとなった。会場では斜里産のサケ、イクラ、タラバガニなど約四十
種を格安販売。ウトロ沖で水揚げした流氷五トンを展示するほか、会場で開かれる「世界遺産写真展」には、佐野さんが撮りためた知床の写真約二十点も出品する。(